2005年02月09日

ウンコのことしか考えられない。これって恋?

ウンコというキーワードが私の中の何かを呼び覚ますようです。
原始、女はウンコだった。
とかそんなレベルで、自分の中に流れるウンコの血を感じます。

ほかのサイトでも一度書いたことがあったんですけど、実は昔一緒にライターやってた子がいたんです。

私が通っていたライターとエディターの専門学校の、2年後輩の女の子なんですけど、ある仕事がきっかけでその記事を一緒に任せられることになって、それで互いによき相棒、みたいな感じになったんですよね。

その子がまたちょっと変わってる子で、中村うさぎ並みに買い物依存症なんですよ。
ウィンドウショッピングにでかけたつもりが、ウィンドウに飾られたアイテムを全て買ってきてしまって、「ほんとにウィンドウショッピングになっちゃいましたよ」とヘロヘロ言ったりするような。

当然フリーライターの稼ぎでそれがまかなえるはずもなく、気がつけばブラックリスト入り。
生きていくだけで精一杯、電気もガスも水道も止められて、ホームはあるのにホームレス状態。
いや、電気やガスを引いてるだけホームレスのほうがいい暮らししていたかもしれない。

とにかく彼女は一日の大半をクライアントの事務所で過ごし、夜中寝るためだけに自分の部屋に帰る。
そんな日々を続けていました。
はっきりいって私だったら耐えられねーよ、そんな生活。
しかし彼女、そんなアバウトにもほどがある暮らしを2ヶ月近く耐え抜いた。

「いやーでも、さすがに水道代払いましたわ。」

と、彼女が言う。

「電気とガスはどうにかなるんですよ。別に寝に帰るだけだし。
 でも、水はどうにもこうにも!トイレがあるからさ!」

なんか、最初は近所の公園ですませてたらしいんですよ。
でも寒さが厳しくなるにつれて、真夜中に目を覚ましたり明け方に催したりするようになると、さすがに部屋を出て公園までいくのもかったるくなってきた。

「でね、しょうがないから自分の部屋のトイレでするようにしたんです。
 ほら、最初はまだタンクに水が残ってるじゃないですか。水道止められても。
 だからそれで数回は流すことができたんですけど、
 それもカラッポになって」

彼女は腐っても女、ということで、一応一回のトイレが終わったら、その上にトイレットペーパーをのせて「証拠隠滅」よろしく自分のブツを見えなくしたらしいんですわ。
次回、気持ちよく排泄できるようにと。

仕事から帰ってくる→寝る→真夜中催す→手探りでトイレへ→放つ→ティッシュで隠す

そんな感じでさらに3週間ほど過ぎたころ、彼女がいつものように手探りでトイレへかけこみ、便座に座ると。


「そこから先はなかなか腹を割った相手にも…あの感覚を伝えることはできませんね…」

とにかく彼女の部屋のトイレはカオスであった。
つまり、自分のウンコの感触をおしりに感じるまでに、彼女の日々の生の証は育っていったわけです。

それはまさにウンコのミルフィーユ。

ウンコ、ティッシュ、ウンコ、ティッシュ、ウンコ、ティッシュ、ウンコ…

さすがに彼女はその翌日、ただ何も言わずに水道局に支払いをしにいったらしいです。

「悔しいです。なんか、はじめて自分に負けた、って感じで」

と、彼女はそんなふうに話をしめたのですが、
いや、まあ、カードのブラックリストにのったあたりからもうすでに自分に負けてるんだけどね、という言葉を飲み込むのに必死だった私です。

ちなみに水道が流れるようになったものの、積年のウンコはなかなか流れず苦労したそうです。
















posted by ヤミナベ at 12:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 猫屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/1877043

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。