2004年12月28日

あたしは何故にこんなものを

買い物をしてるときって、多分脳内の物質が何か不足しているか過剰に分泌されてるかどちらかだと思うんですよ。あんなに必要性に駆られて購入したのに、自分の家に着いたとたんに「なんじゃこりゃー!」というモノに変身してしまったりして。

これは必要ないだろう、とあえて我慢したものがあとになってむちゃくちゃ必要になったり。

単に買い物下手だといわれたらどうしようもないんですけど、けっこう私は買い物で後悔する方です。じっくり選べば選ぶほど間違える。「あーもうどれでもいい。これか、これでいいか」と買ったもののほうがお気に入りになったりしてね。もう最近じゃあ買い物に出るたびに「ああ、私はきっとまた間違えてしまうのであろう」と考えながら財布を開いてます。

洋服もそうなんだけど、私の「間違い購入ベスト1」はダントツで「本」です。
書物に無駄なものはない、と賢人は言いますが、そんなこたない。てめー金返せ!といいたくなる書物はこの世の中に五万とある。
しかし、たとえばレストランで頼んだものがあまりにまずかったり冷え切っていたりと、何かしらの問題がある場合には変えてもらえますが、本はつまらなかったからといって取り替えてもらうわけにいかないじゃないですか。
洋服なら着てみてちょっとイメージ違ったりサイズがあわなかったりしても取り替えてもらえますけど(以下同文)。

小心者を直したいがために3年前に購入した「小心者をなおす本」

「小心者は損です。」 
 知ってます。だから購入したんです。
「アナタは相当な小心者です」 
 だーかーら、買ったんです。
「小心者とは、問題にもなっていないことをはじめから考える人のことですね。こわがりで、問題がおこったときのことを常に考えている。怖がりなのです」
 ・・・。
「起こってもいないことを考えるなんて、ばかばかしいじゃないですか。そのときになったら考えましょう」

いやいやいやいや!そうじゃないだろう、そんなまとめかたってあるかい!
そのときに考えるためにどうすりゃいいのかを書けや!そんなこたおまえじゃなくても誰でも書けるわい!

村上龍の流れを汲む大物になるかと一時期騒がれた中年作家の小説「タイトルはふせときます」。その小説の主人公であるちょっと「ギャル」な女子高生の独白の要約。

「あたしはバイト代5千円をひらひらさせながらちょっといい気分でまちを歩いた。これさえあれば何でも買える。ああ、愛しのお金ちゃん。あたしはキスをする」

まぎれもなく舞台は現代なのですが。
「ギャル」な女の子はふまじめで遊び人という設定なんですけど、バイト代5000円て!これさえあればなんでも買える、て!リアリティも何もねーんだよ!いまどきの女子高生がこんなんで満足するかー!時代についていけない親父、女子高生が何たるかしらない(本人は知ってるつもり)親父は、とうてい分かり合えない世代の女を主人公にして書くな!キモい親父メルヘン女子高生の出来上がりじゃ!










まあ、こんなふうに、私の家の本棚には、愉快な本と、不愉快な本が同居しているわけです。

昨日、久々に大量に本を購入しました。
仕事の資料のために、恋愛心理学系(マジメな本です)を買って読んだのですが。

「もしもあなたが彼氏を怒らせてしまったなら、素直に謝りましょう。そして奉仕の心を見せるのです。謝っても不機嫌に見えるときは、料理を一生懸命にするのです。できれば裸にエプロンで料理をしましょう。これで許さない男はいません」


おまえ、死ぬか?死んでみるか?


と、私は本気で叩きつけたくなったのですが、この衝動は間違ってませんよね?
ちなみに黙ってそれを私の恋人に読ませ、「今度から君が不機嫌になったら裸エプロンで料理をしてみるよ」と(無表情で)告げてみたら「許してください」と言われました(ああ、もしかしてこういう感じで怒りが収束し、そして加速度的にあきれられて関係が終わるとか、そういう方向?)

まあ、私は男じゃないんで、とりあえずウチの恋人は「絶対イヤだ」と言っていましたがもしかしたら不特定多数の男性はそれで許してくれるのかもしれない、女のあたしが否定できるものじゃない。しかし。

あきらかに、男女の枠を超えて一人の人間として考えたときに、

本気で怒っているときに目の前で裸エプロンになられた日には、別の意味で「お前を料理してやるよ」と言いたくなりますね。
翌日は東京湾に裸エプロンの女がうかんでいることでしょう。
本気で怒ってるときに自分チのキッチンでこんなパフォーマンスされたら殺意めばえるよ。

この本読んでマジでこの方法を試してみる読者とかいるのかなあ…。
お金返してください…。
posted by ヤミナベ at 08:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 猫屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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